Nobu's Dirary

オランダ生活など日記

ギタとマイク

ギタとマイクという60代ぐらいのカップルが居て、その2人はロッテルダムで若い人たちと組んでシルクスクリーン(版画の一種)の工房をやっている。Mesh Print Club(MPC)という。

彼らに出会ったのは2年ほど前。友人が私たちの家のすぐそばにそのMPCことを教えてくれた。当時の私にはスタジオがなかったので、どこかで作品が作れる場所があったらいいんなと思っていた。大学でシルクスクリーンの専攻していた事もあって馴染みがあったし、私はまだチビを産んで2ヶ月も経ってなかったから、家から歩いて2分のところというのはすごく魅力的。

電話で問い合わせたら、ギタが一度刷りにきてみない?と。実は私には赤ちゃんが居て、旦那に聞いて預けれるか聞いてみないと分からないと答えた。そしたら、ギタが ”ベイビーがいるの!?連れておいでよ!ノープロブレム!”と少し興奮気味に答えた。連れて行くと”工房のスタッフに”来たわよ!来たわよ!ベイビーが!”といって大騒ぎ。。ははは。それ以来、私はチビを連れて作業に行った事は無いけど、そのギタの言葉で気分が楽になったのを覚えてる。

 

そのあと、すぐにMPCのメンバーになり、今までいろいろ作業しにいった。マイクもシルクスクリーンのプロで何かあるといつも優しく手伝ってくれる。マイクはイギリス人だけど、20代のときにオランダにやってきてギタと出会った。いつも白衣を着て作業してる。白髪で白衣。何かに似ている。。。そう、映画のback to the futureのブラウン博士に似てる。

 

そして去年、ギタが私たちに製本のワークショップをやらないかと声をかけてくれた。

ギタたちの工房は色々なワークショップを開いてる。

今日はそのワークショップの打ち合わせをしに工房にチビを久しぶりに連れて行った。MPCは去年の春に移転して家の近くではなくなったけど、自転車で12分くらいのところ。工房も大きくなった。チビにとってはその工房は初めてで、見た事もない機械やいろいろな人たちに大興奮。楽しくてしかたないらしい。

ギタもマイクも1年前に孫が出来て、ちびっ子好きに拍車がかかっているので、久しぶりにチビをみて喜んでくれた。ギタなんてチビにチューチューキスしたり、携帯で写真撮りまくってたからね。チビのおじーちゃんとおばーちゃんみたい。

でもギタとマイクは本当にエネルギッシュ。。。60代なのほんとうに?ってくらい。

久しぶりに天気もすごく良くて、ゆっくり彼らに会えていい日だったな。

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