Nobu's Dirary

オランダ生活など日記

粉ミルク

うちのチビが乳児のとき、3割ぐらいは粉ミルクを飲ませていた。

朝に大きなスーパーに粉ミルクを買いにいったとき、中国系のおじさんたちが粉ミルクを買っているのを度々見た。中国の人たちは家族の結束が固いし、おじいちゃんおばあちゃん達が孫の面倒を見ているのを良く見かけるので、孫の粉ミルクもよく家族が買いにきているのだなと思っていた。

チビが大きくなってからはもう粉ミルクを買う事もなくなった。半年ぐらいまえに家の近くの通りにスーパーが開店してから朝早くに買い物を済ませる事が多くなって、その度に沢山の中国人の人たちが店の外で集まっているのを見る様になった。

そして、スーパーでは全員が粉ミルクを手にしレジに並んでいる。

そのとき初めて、ああこれはビジネスの為に買っているんだなと思った。何年か前に日本でもニュースになっていた中国の粉ミルクの事件。2008年にメラミンが入った粉ミルクで沢山の被害が出た件。

きっとこのオランダで買った粉ミルクを輸出しているんだろうなあって。

友人曰く、このオランダの粉ミルク会社は正式に中国に輸出しているらしい。でも、売れない。なぜかとうと粉ミルクのパッケージが中国語表記に変えられているからだそうで、中国国民はそれを信用しない。だから、読めなくてもオランダ語表記の粉ミルクが売れるらしい。

オランダのスーパーから大量の粉ミルクが毎日なくなるので、スーパー側もカウンターのみで扱うようになり、多分一人一つまでと限定される様になった。

だけど、中国の親達も赤ちゃんに与える物が信用できずに買えないのは大変だろうなとおもう。